腱鞘炎・ばね指

腱鞘炎とは、腱のを覆う腱鞘というという部分が炎症を起こし痛みと腫れを引き起こす病症です。

腱鞘炎になると痛みと共に動かしにくさも出ることがあります。

これは腱自体が炎症を起こし腫脹（腫れた）した結果、腱鞘といトンネル部分を通るときに引っ掛かりが出来るために動きにくくなります。ばね指とも言います。

腱鞘炎になる原因としては使い過ぎによるものが多いですが、使い過ぎというよりも使い方に問題があるかもしれません。

腱に過度の負担をかけ続けて使用することにより痛めることが原因となります。過度の負荷というのは体のバランスであったり姿勢や筋肉の使い方によって変わります。

腱鞘炎の多くは手や指の使いすぎ（スマホ・パソコン・ゲーム・ピアノ・テニスなどラケットを強く握るスポーツ）に見られます。

また、更年期や妊娠・出産後の女性にも腱鞘炎が発症する事があります。こちらは女性ホルモンのバランスが変化することに起こるとも考えられています。

基本的には指や手をよく使う人に起こります。

しかし、指や手を使う人みんながみんな腱鞘炎になることはありません。

では何がきっかけとなるのか？

答えは体のバランス・使い方に原因があります。

使い方やバランスが悪いことにより負担が必要以上にかかってしまう為、痛めてしまうのです。

◆患部周辺をマッサージ・鍼・灸・電気治療

整骨院・病院などでよく行われます。

痛めている腱周囲の筋肉を緩める。

◆薬物・注射療法

痛み止めのある成分の投薬や患部へ触接注射をすることにより痛みを和らげる。

◆ストレッチ

痛めている腱をストレッチで伸ばし、腱の硬さを取り除く。

◆手術

どうしても痛みが引かない時は手術です。

腱鞘を切ってしまい、腱が動きやすくする。

もちろん腱周辺をストレッチやトレーニングなどで腱自体を治療して行きますが、それよりも大事な体の使い方・バランスをメインで治療して変えて行きます。

腱鞘炎やばね指は一度なると繰り返して起こることが多いです。

それはなぜかというと、毎回痛めてしまった部位のみを治療・対処してしまっているからです。

その時は痛みが和らぐかもしれませんが、また同じ様な体の使い方・バランスの悪さが残っていると同じ様に痛めてしまうのです。

当院では腱自体を治しつつ、指や手の使い方を根本から改善し、負担のかかりにくい・痛めにくい体を作って行き、症状を改善しつつ再発しない体作りをして行きます。